むくみ 解消

妊娠中のむくみ予防

妊娠中は、ホルモンの関係で誰でもむくみやすくなってしまいます。
妊娠後期には、大きくなった子宮で下半身の血管が圧迫されて、血行が悪くなります。

 

また、妊娠前に比べて血液量が2〜3割増え、老廃物を処理する腎臓の機能が追いつかずに
むくんでしまう場合もあります。

 

むくみ解消のためには、塩分を控えると同時に、昆布や納豆、野菜やフルーツに多く含まれる
カリウムなどの水分を排出しやすくなる成分を積極的にとるようにしましょう。

 

また、代謝を良くするためには、脂肪の燃焼をよくし血液の循環を良くするためには、ビタミンを
多く含む緑黄色野菜や、豆腐や小豆などの豆類、ミネラルを多く含む海藻類を積極的に
摂取するようにしましょう。

 

また、妊娠中は体が重く動きにくくなりますが、運動不足もむくみの原因となります。

 

医師から制限されていない場合には、安産のためにもウォーキングや妊婦体操などで体を
動かすようにしましょう。夜寝る時に足を高くして寝るだけでも、効果があります。

 

手足のむくみは、以前は、高血圧やタンパク尿と合わせて妊娠高血圧症候群の3大症状と
いわれていましたが、現在は除外されています。

 

しかし、急に強いむくみが全身に出たり、尿の量が減少したり、1週間に500g以上の体重増加が
あるような場合は、妊娠高血圧症候群の前兆である可能性もあるので、早めに医師の診断を
受けるようにしましょう。