むくみ 解消

むくみとは

むくみとは、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみ出して皮膚の下にたまった状態のことで、
主に足や顔に多く現れます。

 

人の体には、血管やリンパ管が隅々まで張り巡らされ、水分や老廃物の受け渡しが行われています。

 

しかしこのリンパ管の働きがうまくいかなくなると、余分な水分が細胞と細胞の間に溜まり、
むくみの症状が現れます。

 

食生活での塩分の摂りすぎや、ビタミンやミネラルの不足、過度の飲酒で、むくみは起こりやすく
なります。また、運動不足や血行不良、体の冷えなどもむくみの原因となります。

 

骨盤の歪みも、下半身の血行不良や冷えをおこし、むくみを引き起こします。
立ちっぱなしや座りっぱなしの後に起きる足のむくみは、重力の関係で血液が脚に溜まったものです。

 

また、女性はホルモンの作用によって月経前期にむくみが起こったりします。
しかし、全身倦怠感や食欲不振、だるい、顔色が悪い、微熱などの体調不良をともなう場合は
早急に受診が必要となります。

 

顔のむくみは急性腎炎、上まぶたのむくみはネフローゼ症候群、唇のむくみは甲状腺機能低下症、
お腹のむくみは急性肝炎、全身のむくみは腎臓や心臓の慢性病の可能性があります。

 

また、副腎皮質ホルモン剤や降圧剤などの副作用でも、むくみが起こることがあります。
足首の少し上を指で30秒間押さえ、指を離した時に跡が残れば、むくんでいると考えられます。

 

むくみの原因を突き止めて、早めに改善するようにしましょう。