むくみやすい人とは
病気を除き、「むくみやすい人」というのはどういった人のことでしょうか。
むくみは、男性に比べ女性に多い症状です。
これは女性ホルモンがナトリウムを蓄積し水分をため込む働きをするためで、生理前や更年期、
妊娠中など、女性ホルモンのバランスが急激に変化する時期に、むくみが起こりやすくなります。
その他にも、女性は男性に比べ筋肉が少なく、血圧の低い人も多く、
心臓から血液を送り出すポンプ的な力が弱いということも、原因の一つです。
また長時間の立ち仕事をしている人は、筋肉の疲労によって血液の循環が悪くなります。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいる人も、足の筋肉を使わないために、血液を押し戻す力が
あまり働かず、水分がたまりやすくなってしまいます。
また、ダイエット中の人や低体重（ＢＭＩ１８．５未満）の人は、体の中の栄養素が不足しがちで、
代謝の悪い体になりむくみやすくなります。
味付けの濃い料理を好む人も、塩分の過剰摂取で体内に水分をため込みやすくなり、
むくみやすくなります。
また、運動不足で筋肉が落ちると、血液を送り出す力が弱まり、血液の循環が悪くなります。
病期によるむくみを除くと、ほとんどが生活習慣の乱れによって起こるむくみです。
むくみが続くと、まわりの血管が圧迫されてさらにむくみを招く悪循環に陥ってしまいます。
むくみはセルライトの原因ともなってしまいます。
生活習慣の改善とともに、早めのむくみ解消を心がけましょう。